アイコンはWindows10に入っている「ペイント」でも作る事ができますが、ペイントでは透明部分を持ったアイコンは作れません。
透明部分を持ったアイコンは無償で利用できる絵を描く為のアプリケーション「GIMP」で作る事ができます。
GIMPでアイコンを作る方法
まず、GIMPでアイコンにする為の.pngファイルを用意します。
この.pngファイルは8×8、16×16、32×32、64×64、128×128、256×256といったような正方形の画像となります。
もっとも512×512といったそれ以上のサイズでも可能です。
ファイルをロードしたら上部メニューの「ファイル」を開き、その中から「名前を付けてエクスポート」を選びます。
「画像をエクスポート」というダイアログがでるので、これの「ファイル形式の選択」の文字を左クリックします。
するとファイル形式のリストが展開されるので、この中から「Microsoft Windows アイコン(*.ico)」を選択します。
選択したら「エクスポート」ボタンを左クリックします。
アイコンの詳細設定をするダイアログが表示されるので、ここでアイコンのフォーマットを指定します。
選べるフォーマットは「1 bpp、1 bit アルファ、2 色パレット」「4 bpp、1 bit アルファ、16 色パレット」「8 bpp、1 bit アルファ、256 色パレット」「24 bpp、1 bit アルファ、パレットなし」「32 bpp、8 bit アルファ、パレットなし」が選べます。
また、PNG形式で圧縮する事も設定する事もできるようになっています。
これらの設定が終わったら「エクスポート」ボタンを左クリックすればWindows10用のアイコンの作成完了です。
GIMPでマルチアイコンを作る方法
GIMPではマルチアイコンという表示される大きさに合わせて表示する画像の種類を切り替える事が出来るアイコンを作る事もできます。
マルチアイコンは例えば小さいアイコンで表示する場合は「」
大きいアイコンで表示する場合は「」に切り替えるといった事ができます。
これの作り方はレイヤーで別サイズの画像を持たせれば良いだけです。
複数のレイヤーを持たせて普通のアイコンと同じようにエクスポートします。
複数のレイヤーを持っていたら、このようにレイヤー毎にフォーマットや圧縮の有無を設定する事ができます。
設定を決めたら「エクスポート」ボタンを押せばマルチアイコン完成です。