for文はwhile文に開始時の処理とループ毎の処理を組み込んだ命令です。
whileと似ていますが、簡単に言うとwhileの()の中に
カウントアップダウン用の変数の初期化と計算を入れた物で
whileではループの条件が複数行に散らばってしまうものを
forだと一行で見易くまとめる事ができるメリットがあります。
ループ制御文のforの使い方
■for(開始時の処理;条件式;ループ毎の処理) { }
条件式が正しくあり続ける限り繰り返し{}の間を繰り返します。
条件式はif文と同じです。
開始時の処理でカウンター用の変数の初期値を設定し
ループ毎の処理でカウンター用の変数の数値を計算して
最終的に条件式から外れるようになるようにします。
実際にはこのように書きます。
<?php for($a=0;$a<10;$a++) { print "カウント".$a."です。<br>"; } print "終了しました。<br>"; ?>
この場合は$aが0から始まり10になるまでカウントアップします。
for文は$aがforの所でループ毎の処理を行った後に条件式を判定します。
ループを抜けるかはforの所での判定結果で判断されます。
forの判定以外の所でaが99になろうと判定時に10を超えていなければループを抜ける事はありません。
■break
「while」と同じで条件式が正しい状態でも「break」を
使うとforの「}」の外へ即ジャンプしループ終了します。
<?php for($a=0;$a<10;$a++) { print "カウント".$a."です<br>"; if($a==5) { break; print "break以降は実行されません<br>"; } } print "終了しました。<br>"; ?>
この場合はaがif文の所で5になった時点で終了します。
breakの位置からforの「}」の外へジャンプします。
「break」から「}」の間の命令は無視されるので注意が必要です。
■continue
continueも「while」と同じで使用できます。
使用するとforの「}」へ達したのと同じになりループします。
<?php for($a=0;$a<10;$a++) { if($a>5) { continue; print “continue以降は実行されません<br>”; } print “カウント”.$a.”です<br>”; } print “終了しました。<br>”; ?>
この場合はaがif文の所で
5になった時点で文字の表示をしなくなります。
whileとforはほとんど同じようなものです。
お好みで使い分けてみてください。
次回はforeachの説明します。