Pythonでも、条件分岐処理ができます。
if文による分岐やエラー発生時に分岐させる事なども可能です。
今回はPythonでの分岐処理の仕方を記しておきます。
if文
if
x=0 if x<0: print("0以下") elif x==0: print("0") elif x<3: print("3以下") else: print("それ以外")
if文は比較演算しその結果によって処理が分岐させるものです。
Pythonでのif文は
if 比較演算 :
elif 比較演算 :
else 比較演算 :
です。
ifで比較演算の結果を満たせば、その直下にある文を実行します。
elifではifの条件に満たない場合にさらに比較演算で判定します。
またelifは複数追加する事ができます。
elseはifやelifの後に付ける物でifやelifの条件に一致しない場合に実行するものです。
elseとelifは省略が可能です。
ちなみにPythonのネスティングは{と}で囲むという物ではなく半角スペース4個「 」を文の先頭に入れます。
エラートラップ
x=10 y="aaa" try: ans="moji" ans = x + y print("計算成功 ans=",ans) except: print("エラー ans=",ans) finally: print("計算完了")
エラートラップは処理中にエラーが出た時に失敗処理にジャンプする分岐です。
Pythonでのエラートラップは
try:
except:
finally:
です。
try:でエラートラップを開始を宣言します。
except:でエラーが発生した時に行う処理を書きます。
finally:で成功した時でもエラーを起した時でも行う処理を書きます。
このfinally:は省略が可能となっています。
try:で開始し、except:からエラー発生時に実行する処理となり、finally:で成功した場合に実行する処理となっています。
このサンプルでは数字と文字を結合し、エラーを起しexcept:の処理を実行するというものです。
この時エラーを起す前にansにいれた「moji」という文字を表示させます。
xの値を文字にすればxの文字とyの文字が結合したものが「計算成功 ans=」の後に表示されます。
x=10 y="aaa" try: ans = x + y except: pass
また、例外処理で何もしない場合はexcept:の後にpassと書きます。