今回はBasic認証を実際に設置する手順を解説します。
「.htpasswd」の作成
まず、「.htpasswd」は前回の記事で紹介した「Basic認証用.htpasswd作成ツール」で作成しておきます。
.htaccessと.htpasswdのパス設定
次に、Basic認証をかけたいフォルダまでのフルパスを取得します。
.htaccessに.htpasswdまでのフルパスを表記する必要があるためです。
このフルパスはphpの命令で表示される事もできます。
<?php echo __FILE__; ?>
この命令が書かれたphpファイルをアップロードし実行すると、アップロードしたファイルのフルパスが表示されます。
例えば
/****/****.php
といった形に、実行した自身のphpファイルまでのパスが表示されるので、これを.htpasswdに置き換えて.htaccessに保存します。
.htaccessと.htpasswdの設置
最後に、このパスに「.htpasswd」と「.htaccess」をアップロードします。
これでBasic認証の設定は完了です。
このパス以降へアクセスするにはユーザー名とパスワードが必要になります。
Basic認証のサンプル
Basic認証のサンプルページを作ってみました。
サンプルはこちら
このサンプルではユーザー名を「username」、パスワードを「password」で設定しています。
認証が通ったら「認証完了」と表示されるよう設定しています。
ちなみにwindows7のIEでBasic認証を行う場合に、パスワードを右クリックして出したメニューから「貼り付け」をすると失敗するバグが存在しています。
直接入力か、「Ctrl+v」で入力しましょう。