前回Google Chromeの「何もしない拡張機能(アドオン)」の作成方法を書きました。
今回から何かする拡張機能の作り方を記しておきます。
Google Chromeの起動で実行する拡張機能の作り方
拡張機能にはChromeの起動や更新で実行するタイプの物があります。
今回は前回作った物を改造して、こちらの作成方法を記してみます。
■「manifest.json」の作成
前回作ったマニュフェストファイルに起動や更新で実行する拡張機能を追加します。
manifest.json
{ "name": "アラートを出す", "version": "1.0", "manifest_version": 2, "description": "アラートを出すだけの拡張機能", "icons": { "16":"icon16.png", "48":"icon48.png", "128":"icon128.png" }, "background": { "scripts": [ "script.js" ] }, }
“background” | バックグラウンドで動かすJavaScriptファイルを指定。 |
■「script.json」の作成
マニュフェストファイルで指定したスクリプトを書きます。
script.json
var script01 = function() { alert("拡張機能を実行しました"); }; (function() { setTimeout(script01,1000*5); })();
setTimeoutを使って5秒後に「拡張機能を実行しました」と表示するだけのスクリプトです。
これらを作ったらChromeに登録します。
登録の仕方は前回の記事を参考にしてください。
実行結果
Chromeを起動したり拡張機能を登録して5秒すると
このアラートが表示されます。
次回はGoogle Chromeのアイコンをクリックで実行する拡張機能の作り方を書きたいと思います。