タスクスケジューラは指定された状態や時間等になったら、各種更新データを取得するのに使われたり、自分で組んだiMacrosのようなマクロを起動してデータ収集したりと指定の動作をさせる事の出来るツールです。
実は、このタスクスケジューラはPCがスリープ中に起動するかしないか、モバイル用に電源の状態で実行したりしなかったり等、Windows10の状態によって動作を切り替える事ができます。
そんなタスクスケジューラはノートPCやタブレットなどでタスクスケジューラを使う場合に設定しておかないとちょっと不都合がある場合があるので、まとめておきました。
タスクスケジューラのタスクの「条件」
タスクスケジューラのタスクの「条件」では特にノートPCやタブレットなどでタスクスケジューラを使う際に設定しておく方が良い項目があります。
それが「電源」の項目です。
またPCを「スリープできる設定」にしている場合にも変更しておきたい所です。
次の間アイドル状態の場合のみタスクを開始する アイドル状態になるのを待機する時間 |
1分~1時間の時間設定 待機しない~2時間の時間設定 デフォルトではOFF |
コンピューターがアイドル状態になくなった場合は停止する | デフォルトはON |
再びアイドル状態になったら再開する | デフォルトはOFF |
※「次の間~」にチェックを入れるとWindows10がアイドル状態だった場合に実行します。
「次の間~」はアイドル状態なってからの時間が、この時間を経過したら起動します。
「アイドル状態に~」は指定したトリガーが引かれてから実行できるアイドル状態になるまでの時間です。
コンピューターをAC電源で使用している場合のみタスクを開始する | デフォルトはON |
コンピューターの電源がバッテリに切り替わった場合は停止する | デフォルトはON |
タスクを実行するためにスリープを解除する | デフォルトはOFF |
※AC電源はノートパソコンやタブレットで影響があります。
「コンピューターの電源が~」は灰色になっていても反映されます。
また「コンピューターの電源が~」は「コンピューターをAC電源で~」をONにしてからでないと変更できません。
「タスクを実行するために~」はONにしないとスリープ状態の場合、タスクは起動しません。
次のネットワーク接続が使用可能な場合にのみタスクを開始する | デフォルトは「任意の接続」 |
※特定のインターネット回線に繋いでいる時のみ起動します。
「任意の接続」はネットワーク接続がどんな種類でも、無くても起動します。
チェックボックスの親子関係
タスクの条件は親子関係が設定されています。
例えば「コンピューターの電源が~」は「コンピューターをAC電源で~」の親といった関係で、「コンピューターの電源が~」をOFFにすると子の「コンピューターをAC電源で~」は灰色になり変更を受け付けなくなります。
しかし、チェックの有無はシッカリ反映されるので注意です。
子のチェックボックスのON/OFFを切り替えるには親を一度ONにしましょう。